※図はもちろんPowerPointで作ってます。
最近いろいろとパワポ関連で刺激を受けることが多くありまして、自分からも積極的に発信していこうとやる気が出ましたので新しいネタを考えてみました。
それは
オブジェクトを円形に整列させる です。
使う場面がたくさんあるかはわかりません。
にも関わらず、今回はかなり複雑な操作が必要かもしれません。
だってこの記事書くのに数時間かかったもんw
時間のある方はお付き合いください。
さっそく方法です。
今回は整列のために補助図形を使うという本気具合です。
まずは、図のように丸と直線で補助図形1を作りグループ化します。
塗りは"なし"に設定してください。
(図はクリックで拡大)
円を描いてから直線をひくと、円にスナップ(赤いマーク)が出るのでそれに合わせると簡単。
次にいきなり数学の時間です。(回転角を使っていきます。)
まず、円形に並べたいオブジェクトの数だけ補助図形1を複製します。
(半分の個数で十分な場合もあります。例では5個ですが反対の頂点も使えるので10個並べたいときも使えます。)
次に一つ一つに角度をつけていきます。
角度は
360÷個数 です。
(例では5個なので 360÷5=72 )
出た答えの倍数ずつ(例では72°、144°、216°、288°)を一つ一つの補助図形につけていきます。
角度はグループ化した補助図形1を右クリックして、書式設定からサイズと回転のところで数値指定できます。
そしてできた図形を上下左右中央揃えで補助図形1は完成です。
(仮完成)あとはそれぞれの頂点に合わせて図形を配置していくだけです。
この状態でも目安があるのでだいたい円形に配置できます。
簡易版は以上です。
しかし、きっちり揃えたい方はココから詳細版に入ります。
新しく水平線と垂直線で十字を作ります。
水平線と垂直線は Shift 押しながら直線をひくと作れます。
これが補助図形2です。上下左右中央に揃えてグループ化してください。
そしてちょっと地味な作業ですが、先ほどの補助図形1の各頂点に補助図形2の中心を合わせていきます。
ここはどうしても手作業に頼ることになるので、
画面の拡大(Ctrl + スクロール)
や
図形の微小移動(Ctrl + 方向キー)
を活用しながら合わせます。
最後に各補助図形2にオブジェクトを上下左右中央揃えで合わせれば完成。
この時、補助図形2も動いてしまわないように注意してください。
以上、かなり複雑な作業でしたが終了です。
理系だけあって、計算を駆使した図形作成はちょっとツボでしたw
実用性のほどはわかりませんが、パワポでもここまでデザインできるぞ、という可能性として提案してみます。
ちなみに、初めのスライドは12個の円図形を並べてカラーチャートを作ってみた例です。
それでは最後までありがとうございました。
気が向いたら使ってみてください。
おまけ
オブジェクト個数と角度の覚書
オブジェクト3個(6個)
角度 0° 120° 240°
オブジェクト4個
角度 0° 90° 180° 270°
オブジェクト5個(10個)
角度 0° 72° 144° 216° 288°
オブジェクト8個
角度 0° 45° 90° 135°
オブジェクト12個
角度 0° 30° 60° 90° 120° 150°
ほだ